ご挨拶

21世紀は、バイオテクノロジーの世紀と期待されております。バイオテクノロジーが人類社会に及ぼす影響は、はかり知れなく、様々な変革が実現しつつあります。その中でもバイオテクノロジーを用いたものつくりは、重要な産業分野の一つです。このNEDO特別講座のホームページでは、バイオテクノロジーを用いたものつくりについて紹介しています。

バイオテクノロジーを用いたものつくりは、化学品、食品、医薬品など、様々な用途に広がっています。このバイオテクノロジーを用いたものつくりを支えている学問体系のひとつが、生物化学工学(Biochemical engineering)です。

生物化学工学は、化学工学の考え方を生物反応に応用し、産業に資する基盤的な研究を取り扱う工学の分野です。この分野は、世界で初めての生物化学工学の教科書が、日本、アメリカ、オーストラリアの研究者によって執筆されたことに代表されるように、我が国が長年リードしてきた分野です。

このホームページ(https://bioproduction.jp/)では、アドレスのbioproductionに示されているようにバイオテクノロジーを用いたものつくり(バイオプロダクション)を主眼に、バイオのものつくりを学びたい方に様々なプログラムを紹介することを主眼としております。

NEDOのプロジェクト(カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発)を通じての情報提供のみならず、幅広く、高度な学びを紹介したいと思います。どうか宜しくお願いいたします。


大政健史

東京生まれ、愛媛県松山市出身。
大阪大学工学部醗酵工学科卒、同大学院博士課程修了。
大阪大学助手、准教授を経て2010年徳島大教授、
2015年大阪大学教授、2019年大阪大学総長補佐。

◇ 学会などの役職
日本動物細胞工学会会長
日本生物工学会理事(関西支部長)
President of AFOB (Asian Federation of Biotechnology)
JBAバイオエンジニアリング研究会会長 等

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